<例会変更> 第15回 無料困り事相談会
12:00~ 郡山市労働福祉会館

■会長挨拶 <佐藤功一会長>
お忙しい中を多数の出席ありがとうございます。
今回で15 回目となる無料困り事相談会としての例会変更です。
「ロータリーの友」事務所から、時代と共に変遷する中で、長年にわたり続いている事業の寄稿依頼がきました。実際の相談を専門家であり会員の方々が行っていることが素晴らしいとして、「ロータリーの友」に紹介したいということです。
今日は皆様にお世話になります。よろしくお願いいたします。

<例会変更> 猪苗代湖水草回収
10:00~ 猪苗代湖松橋浜

■猪苗代湖の水質解説 <中村玄正先生>
紺碧の猪苗代湖と、雪をいただく磐梯山は、世界に冠たる景勝の地であると思います。
猪苗代湖は平成14~17 年は、北海道の支笏湖と共に水質日本一でした。現在でも湖心の水質は4~
5 位ですが、環境基準である大腸菌群数が基準値を超え、水質評価のCODも上がり、水が汚れ始めているとされました。
猪苗代湖には素晴らしい天然の浄化作用があります。
安達太良山には鉄の多い安山岩があり、またかつてあった沼尻鉱山の硫黄分が水に溶けて酸性となり、長瀬川から猪苗代湖に流れ込み、凝集塊という作用により水を浄化しています。
猪苗代湖には南側にある湖心の深い水域と、平均水深2.5 メートルほどの浅い北部水域があります。
深い湖心は常にきれいですが、浅い水域には相当量の水草が繁茂します。
それが西風にあおられて東側に流れ着き、腐って水を汚します。その前に回収して水質保全に貢献しましょうということです。
このボランティア活動は平成21 年に試行的に始まり、今年で8 回目になります。
参加延べ人数は12,000 人近く、回収した水草の量は1,233 立方メートルになっております。
今年度は昨日から開始され、毎週土日、計12 回の活動を予定しております。
猪苗代湖水質日本一は県民全員が願うところですが、そのためには大腸菌群を環境基準内に抑えることと、CODを削減することが必要です。COD削減のための水草回収です。
健全な福島県の自然環境を次の世代に伝えていこうということが私たちの願いです。